「往復27時間」尹大統領はなぜキーウに行ったか…「再建事業韓国の参加規模520億ドル」(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.07.17 07:35
突然の訪問だったが、歴訪途中の尹大統領の発言などを通じてある程度予想された側面もある。尹大統領は北大西洋条約機構(NATO)首脳会議での演説でウクライナ戦争終息に向けた国際社会の連帯に参加するとしながら「NATOのウクライナ信託基金に参加する」と明らかにした。欧州13カ国首脳との2国間会談の時も「ウクライナが速やかに平和を回復できるよう緊密に協力しよう」と話した。尹大統領はウクライナに最も近い隣国のポーランドがウクライナ再建のハブになるだろうということに着眼し、ポーランドのドゥダ大統領との首脳会談でも再建協力を核心議題に取り上げた。ウクライナ訪問はその延長線にあった。
尹大統領の決断は韓国企業の戦後ウクライナ再建事業進出を支援するための動きと分析される。「第2のマーシャルプラン」に比肩されるウクライナ再建事業は米国と中国、欧州連合(EU)を含む各国が水面下で角逐を行っている。事業規模が長期的に1兆5000億ドル(約208兆円)に達すると予想される中で韓国の民間・公共機関参の参加規模は最小520億ドル水準と大統領室は予測する。