なぜ車両統制しなかったのか、地下車道の悲劇…韓国、大雨で死亡・行方不明45人
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.07.17 07:03
韓国で集中豪雨が続き、11日から6日間で各地で少なくとも45人が亡くなったり行方不明になったりした。特に大雨が襲った忠清北道(チュンチョンブクド)・慶尚北道(キョンサンブクド)地域の人命被害が大きかった。15日、冠水した忠清北清州市五松邑(チョンジュシ・オソンウプ)の宮坪(クンピョン)2地下車道と土砂崩れが発生した慶尚北道醴泉郡甘川面真坪里(イェチョングン・カムチョンミョン・チンピョンリ)など5つの地域で行方不明者の捜索が今も続けられており、人命被害はさらにさらに増えるものとみられる。
中央災難(災害)安全対策本部(中央対策本部)によると、今回の大雨による死亡者は16日午後9時基準で36人〔慶尚北道19人、忠清北道12人、忠清南道4人、世宗(セジョン)1人〕だ。行方不明者は9人〔慶尚北道8人、釜山(プサン)1人〕、負傷者は35人となっている。慶尚北道地域の行方不明者9人は全員、大規模な土砂崩れが発生した醴泉郡甘川面真坪里・閥芳里(ポルバンリ)、孝子面白石里(ヒョジャミョン・ペクソンニ)、殷豊面殷山(ウンプンミョン・ウンサン)・金谷里(クムゴクリ)など5つの地域の住民だ。釜山の行方不明者は11日鶴章川(ハクジャンチョン)周辺で行方が分からなくなっている60代女性で、今もまだ見つかっていない。