【韓半島平和ウォッチ】過去にとらわれた韓日…天皇の訪韓で未来の和解に進むべき(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.06.30 10:28
もちろん、多くの障害物が新条約締結の道をふさいでいる。その中でも韓日和解2.0時代に君臨した責任論的和解論という堅固な事由の障害物を越えなければ新条約の実現は期待しにくい。
和解しようとして絶えず日本の責任を追及するのは、むしろ関係を悪化させ、徴用者問題にまで及んで破綻直前にまで進む逆説的な現象を経験した。莫大な費用を支払った後、包容的な決断を通じて、責任論的和解論が招いた副作用をかろうじて収拾することができた。そのように努力しても「道義的責任」に基づく歴代内閣の立場を継承するという間接表明と首相の個人的所感を得るにとどまった。新条約の締結はこうした責任論的思惟の枠組みを越えてこそ可能だ。このために天皇の訪韓を進めることを考慮することができる。