【コラム】韓国進歩の日本叩き、保守の中国突き
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.06.26 14:40
バイデン米大統領が外交的に「事故」を起こした。20日の選挙資金募金行事で「(2月の)中国のスパイ気球が撃墜された時に習近平が不快がった理由はそれがそこにあるということを知らなかったため。何が起きたのかわからない時に独裁者は慌てる」と話した。中国外交部報道官は翌日の定例会見で「中国の政治尊厳を厳重に侵害した公開的な挑発」と憤怒した。在米中国大使館は今回の発言の否定的影響を取り戻す措置をしなければならず、すべての結果に責任を負わなければならないという考えを伝えた事実も公開した。
この辺りでバイデン氏がそっと一歩退きそうだったが、「とどめ」まで刺しながら中国の反発は弱まらずにいる。「習近平独裁者」発言に対する遺憾表明はなく「中国に対する『事実』を言及したことは誤りではないのでその発言が米中関係に悪影響を与えないだろう」と付け加えた。バイデン氏は中国の仇敵であるインドのモディ首相を初めて国賓として招き、ホワイトハウスで丁重に優遇した。その場でインドの宗教少数者弾圧問題に対し「(米国とインドは)どちらも民主主義国として互いに尊重する」としてインドの肩を持ち中国指導部の気持ちをまた刺激した。