韓国、対中経常収支が21年ぶり赤字、対米は過去最大の黒字
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.06.23 10:39
昨年、韓国の対中国経常収支が21年ぶりの赤字となり、赤字幅も過去最大だった。対米国では乗用車の輸出が増え、過去最大の黒字を出した。対米黒字で「中国発」衝撃を緩和したが、全体の経常黒字(298億3000万ドル)は前年に比べ3分の1水準に急減した。半導体など世界的な情報技術(IT)景気不振の余波が大きかった。
韓国銀行(韓銀)が発表した「2022年地域別国際収支」統計によると、昨年の対中経常収支は77億8000万ドル(約1兆1110億円)の赤字で、2001年(7億6000万ドルの赤字)以来21年ぶりの赤字となった。赤字幅も1998年に関連統計の作成を始めて以降、最も大きい。中国に対する機械・精密機器、石油製品などの輸出は減少した半面、原材料などの輸入が増え、貿易収支が100億6000万ドルの赤字となった影響だ。