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プーチン側近財閥の「5億ドルの豪華ヨット」…釜山に来ても入港できず

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.06.22 17:58
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西側の制裁を受けるロシアのオリガルヒ(新興財閥)所有の豪華ヨットが釜山(プサン)に向かっているという外信報道が出たが、この船舶は釜山には入港できないものとみられる。

このヨットはロシアのプーチン大統領の側近が保有する5億ドル相当のヨットで、西側の差し押さえを避けてアジアへ向かい韓国を目的地に決めたが、韓国も入港が難しい見通しだ。

 
ブルームバーグは15日、プーチン大統領の側近でロシア最大の鉄鋼企業セベルスタリの筆頭株主アレクセイ・モルダショフ氏が所有するスーパーヨットが24日に釜山に到着する予定だと報道した。長さが142メートルに達し黄色いヘリポートとプール、20の客室を備えた5億ドル相当の豪華ヨットだ。

このヨットは昨年10月に香港に姿を見せてから南アフリカへの航海を最後に姿を消した。その後先週になり釜山に移動中という報道が出てきて再び注目を浴びた。

ヨットの釜山入港可否は現在では未知数だ。まだ釜山に入港するための事前手続きを踏んでいないという。

ただし釜山に向かうにしてもヨットが停泊するのは難しいと予想される。コロナ禍後に釜山港国際旅客ターミナルを利用する韓日旅客船とクルーズ船が増え大型ヨットが係留できる場所がないためだ。

釜山港湾公社は「影島区(ヨンドグ)にクルーズターミナルがあるが、ヨット係留施設がなくロシアのヨット1隻のため出入国機関の職員と警備・保安要員を配置することもできない。超大型ヨットが接岸できる施設もない」と説明した。

西側は昨年2月にウクライナに侵攻したロシアを制裁するためプーチン大統領とその側近らロシアの主要人物を制裁している。これに伴い、世界のロシア財閥のヨットが西側に押収された。

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