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尹大統領「戦争の廃虚から経済強国になった韓国、世界に応えたい」釜山博覧会支持を要請

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.06.21 08:43
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「2030年釜山(プサン)で会いましょう(See you in Busan in 2030)」

2030年世界博覧会(EXPO)の誘致戦に力を入れるために、フランス・パリを訪問中の尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領が20日(現地時間)、博覧会国際事務局(BIE)第172回総会に出席し、英語で釜山の魅力をアピールした。この日午後行われた候補国4回目の競争プレゼンテーション(PT)に韓国側最後の講演者として出た尹大統領は「釜山はユーラシア大陸に進入する関門であり、大洋に進む都市」として「挑戦の都市であり未来の都市であり、釜山博覧会は人類が直面した複合の危機に対応するソリューションのプラットフォームになるだろう」と話した。

 
尹大統領が決めたセールスポイントは、援助を受ける国から援助する国として浮上した韓国ならではの経験だ。尹大統領は「70年前に戦争で荒廃した大韓民国は、国際社会の支援に支えられ先端産業と革新技術を持つ経済強国に変貌した」とし「これまで受けたものを国際社会に応えたい」と述べた。

さらに、「大韓民国はBIE加盟国を対象に計1258の公的開発援助事業を展開している。開発経験を国際社会と共有し、人類が直面した問題を解決するのに先頭に立つ」と付け加えた。

尹大統領は文化の多様性や未来世代、そして連帯も強調した。尹大統領は「すべての国が自分の固有な文化や伝統、技術を思う存分表現できる博覧会になるだろう」とし「釜山博覧会を通じて世界の若者は人類共同体としてともに協力することを学ぶことになるだろう」と述べた。「2030釜山博覧会は競争の論理から連帯の価値に我々の観点を転換した博覧会として記憶されるだろう」とも述べた。尹大統領は総会出席に先立ち、事前リハーサルを2回行うなど、プレゼンテーション(PT)の準備に精魂を込めた。

この日、約30分間行われたPTは「ガールズグループaespaのメンバー・カリナのオープニング映像→歌手PSY(サイ)の発表→建築家ドミニク・ペロー氏の1分映像→弘益(ホンイク)大学のチン・ヤンギョ教授の発表→展示館シミュレーションの映像→教育スタートアップのイ・スイン代表の発表→声楽家チョ・スミのミュージックビデオ→尹大統領の発表→カリナのクロージング映像」の順に構成された。『江南(カンナム)スタイル』発表当時、パリでも人気を博した歌手PSYは「音楽的にも肉体的にも、私のデビューは多くの人に衝撃だった」とし「その過程で直面した挑戦にもかかわらず、私は70年前に韓国があきらめなかったように諦めず、韓国は自由を重視する文化を受け入れた」と強調した。建築家であるチン・ヤンギョ教授は「自然や人類、技術の調和で問題の解決策を探る空間を作りたい」と強調し、発展途上国に教育プログラムを支援するイ・スイン代表は「国境を越えた協力が非常に重要だ」と述べた。

尹大統領をはじめとする発表者のほか、外郭での支援も相次いだ。尹大統領とともにフランスを訪問中の金建希(キム・ゴンヒ)夫人は同日、フランスの韓国文化院に外信記者を招待して釜山BIE広報館、釜山をテーマにしたメディアアートなどを見学し、釜山の発展した姿を紹介した。サムスン電子の李在鎔(イ・ジェヨン)会長とSKグループの崔泰源(チェ・テウォン)会長、ヒョンデ(現代自動車)グループの鄭義宣(チョン・ウィソン)会長、LGグループの具光謨(ク・グァンモ)会長など大企業のトップもパリに総出動した。

ライバル国のサウジアラビア(リヤド)とイタリア(ローマ)も同日PTを行った。強大な「オイルマネー」を誇るサウジは「ネオムシティの建設を通じた新しい変化と飛躍」をスローガンとして掲げて首都リヤドが最適の開催地だと強調した。実力者のムハンマド・ビン・サルマン皇太子も16日パリに到着し、179の加盟国代表団を相手に積極的な行動を見せた。イタリアのジョルジャ・メロニ首相も20日、フランスに到着し、マクロン大統領と会談するなど招致合戦を繰り広げた。

BIEは同日、釜山、リヤド、ローマの3都市が2030白案海開催候補地に決まったと発表した。BIEは加盟国投票で戦争中のウクライナのオデッサを除いて3都市だけを残すことにした。2030年博覧会開催都市は11月で、第173回総会で179加盟国の秘密投票で決定される。

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