人民日報1面トップが「習近平沖縄発言」…神経尖らせる日本「何の話だ」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.06.08 07:36
「私が福州勤務時期、福州に琉球館や琉球墓があり、沖縄との交流の来源が非常に深いことを知った。当時、福建の36の姓を持つ人々が沖縄に入ったこともある」
中国の習近平国家主席が今月1日、北京から40キロ余り北にある燕山の麓に新設された古跡保管所「中国国家版本館中央総館」を視察したときに述べた言葉だ。琉球は沖縄のかつての地名だ。習主席が言及した「琉球館」は明代1472年に建てられて1875年に琉球王国が中国に朝貢を中断するまで使節と商人のために運営した建物で、正式名称は「進貢廠柔遠駅」という。
この発言を中国共産党機関紙である人民日報が4日付の1面トップ記事で報じた。突然の習主席の沖縄発言が官営紙で重点的に報じられると日本は神経を尖らせた。今のところは領土紛争ではなく、7月に予定された玉城デニー(本名・玉城康裕、64)沖縄県知事の訪中を念頭に置いたものだと解釈する雰囲気だ。