金正恩、韓国型ロケット「ヌリ号」成功受け無理に発射?…「経路変えて問題発生」(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.06.01 07:20
◇なぜ失敗したか=北朝鮮の発表を総合すると、1段推進体の飛行と分離までは問題なく進んだが、2段推進体の点火ができなかったか燃焼過程がスムーズに進まなかったとみられる。
韓国国家情報院はこの日の国会情報委員会で、「過去には1~2段階の飛行経路が一直線だったが今回は西側に偏った経路を設定していたのを東側に無理に変更して技術的問題が発生した可能性があると分析した」と与党幹事である「国民の力」のユ・サンボム議員が伝えた。韓国科学技術政策研究院のイ・チュングン名誉研究委員は「ポンプや燃料循環系統の問題であるかもしれず、折り畳み式噴射管が使われたならば噴射管がまともに展開できず2段推進体の点火ができなかったのかもしれない」との見方を示した。21世紀軍事研究所のリュ・ソンヨプ専門研究委員は「北朝鮮の液体燃料は燃料と酸化剤が混ざればすぐ点火される形態。燃料を供給する燃料循環システムで問題が生じ2段推進体に点火そのものがなされなかったかもしれない」と話した。