飛行中にアシアナ機の非常扉開けた30代の男、航空保安法違反で拘束…「子どもたちに申し訳ない」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.05.29 08:14
26日に済州(チェジュ)空港発アシアナ旅客機に搭乗し、大邱(テグ)空港着陸直前の213メートル上空で非常口の扉を開けたイ容疑者(33)が28日、航空保安法違反の疑いで拘束された。この日午後、大邱(テグ)地裁はイ容疑者に対する拘束令状実質審査をし、拘束令状を発付した。イ容疑者はこの日、「子どもたちに本当に申し訳ない」と話した。航空保安法23条によると、乗客は航空機内で出入り口・脱出口・機器を操作してはならず、これを違反すれば10年以下の懲役となる。
イ容疑者は済州空港でチェックインする際、非常口前の座席を受けたことが分かった。国土交通部は今回の事件に関連して非常口前の座席規定が守られたかどうかなどを調べる方針だ。
アシアナ航空によると、イ容疑者は当初、本人が希望して非常口前の座席を受けたのではないと把握された。アシアナ関係者は「もともと非常口前の座席は一般席に比べて前の空間が16センチ以上も広く、追加金を出して購入したりもするが、当時は航空機はほぼ満席であり、非常口前の座席だけが空いていて、一般席搭乗券を購入したイ容疑者にこの座席を提供した」と説明した。ただ、アシアナ側はイ容疑者に「非常口前の座席を使用するか」と尋ねると同時に非常口座席の制限規定を説明し、イ容疑者がこれに同意して非常口前の座席に座ることになったという。