【コラム】「中国とのデカップリングではない」 サリバン氏が韓中関係に与えた助言(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.05.15 11:08
47歳の若い白人の口に全世界が注目している。彼の言葉によって地球村の不安と安堵が交錯する。歴代最年少44歳でバイデン・ホワイトハウスの大統領補佐官(国家安全保障担当)に抜擢されたジェイク・サリバン氏。揺れ動く新しい国際秩序の設計者だ。韓米同盟の強化の中、刺々しくなっていく韓中関係の対応も彼を理解するところから糸口を見つけることができる。
最近、サリバン氏は「米国の新しい経済的リーダーシップ」というブルッキングス研究所の特講(4月27日)を通じて中国に対するアプローチの観点をはっきりさせた。結論から見てみよう。「米国は中国との交易そのものを禁じるわけではない。交易の規制は(中国との)軍事的バランスを崩して米国安全保障に害となる技術の狭い領域だけに限定されるだろう。技術の封鎖(technology blockade)ではない。米国を軍事的に狙って挑戦する少数、極めて細部的な技術にのみ焦点を合わせようとするものだ」。