<韓日首脳会談>「私に任せてほしい」…過去史報告受け岸田首相が出した言葉
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.05.08 13:21
7日の韓日首脳会談後の共同記者会見で、韓国大統領室参謀も予想していなかった発言が出てきた。日本の岸田文雄首相の過去史関連発言だ。岸田首相は記者会見冒頭の発言で、「私自身、当時、厳しい環境のもとで多数の方々が大変苦しい、そして悲しい思いをされたことに心が痛む思いです」と話した。強制徴用に直接言及してはいないが、「厳しい環境のもとで多数の方々」という部分が強制徴用被害者を指し示したと解釈された。
日本政府はこの数年間、強制徴用被害者を「旧朝鮮半島出身労働者」と規定して責任を回避しようとしてきた。そのような状況で岸田首相が先に遺憾を表明した格好だ。岸田首相はその後の質疑応答でも、「強制徴用被害者に対しての言葉か」という韓国側記者の質問に、「当時苦しい思いをされた方々に対する私自身の思いを率直に申し上げたもの」と改めて強調した。個人的発言だと線を引いたが、過去より進展した立場だった。大統領室高位関係者は8日「事前にわれわれに伝えた内容ではなかった。現場にいた日本の官僚も非常に驚いた表情だった」と伝えた。