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岸田首相、韓国到着後すぐ顕忠院参拝…日本の首相としては12年ぶり

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.05.08 06:42
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日本の岸田文雄首相が7日の韓国訪問で最初の日程として国立ソウル顕忠院を参拝した。日本の現職首相の顕忠院訪問は2011年10月に野田佳彦首相(当時)から約12年ぶりだ。

岸田首相はこの日昼ごろソウル空港に到着した直後、車で国立顕忠院に直行した。顕忠院に到着した岸田首相と裕子夫人は国旗に対する敬礼の号令がかかると太極旗に向かって腰を曲げて敬礼した。太極旗の横には日本国旗も掲揚された。岸田首相夫妻は続けて顕忠塔に移動して焼香を終えた後、殉国烈士と護国英霊に敬礼し黙祷した。

 
参拝を終えた岸田首相はあらかじめ準備された訪問文面に署名した。芳名録には「The Visit of His Excellency Kishida Fumio Prime Minister of Japan To The Republic of Korea May 7,2023(岸田文雄日本首相の韓国訪問2023年5月7日)」という文言があらかじめ記されていた。この日の参拝には木原誠二官房副長官、相星孝一駐韓日本大使、尹徳敏(ユン・ドクミン)駐日韓国大使らが同行した。

国立顕忠院は独立活動家と韓国戦争(朝鮮戦争)戦死者ら殉国烈士を追悼する場所だ。このため岸田首相が顕忠院参拝を訪韓の最初の日程に決めたことをめぐり外交界ではこの日の過去史問題に対する岸田首相の共同記者会見での遺憾表明とともに韓国世論を意識した歩みという評価が出ている。

同時に顕忠院にまつられている殉国烈士の大部分が韓国戦争戦死者という点で今回の会談の核心議題に挙げられる北朝鮮の脅威に備えた韓日安全保障協力の必要性を強調する意図もあるとみられる。

これと関連し日本政府当局者は6日、「ある国の首脳が訪問国の顕忠施設を訪ねてその国の歴史と関連した多くの人の人生に尊敬の気持ちを表わすのは自然なこと。岸田首相も韓国の歴史でそのような人々に対する尊敬を示すことを望む」と説明した。

国立昌原(チャンウォン)大学のホン・ソクフン教授は「自民党内の極右勢力を含んだ自国内の保守層にも目を配らなければならない立場で間接的に過去史に対する意味を付与した側面がある」と話した。

日本の首相として初めて国立顕忠院を訪問し参拝した人物は1983年の中曽根康弘元首相だ。その後2006年に安倍晋三元首相、2009年に麻生太郎元首相も国立顕忠院を訪問して参拝し、2010年に訪韓した鳩山由紀夫元首相は大田(テジョン)顕忠院を参拝した。

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    岸田首相、韓国到着後すぐ顕忠院参拝…日本の首相としては12年ぶり

    2023.05.08 06:42
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    岸田文雄首相が7日の訪韓最初の日程として国立ソウル顕忠院を訪れ、裕子夫人とともに献花、焼香後黙祷している。キム・ソンリョン記者
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