【社説】岸田首相が誠意ある呼応をする番だ=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.05.02 09:53
岸田文雄首相が7、8日に韓国を訪問するという。日本首相の訪韓は2018年2月の当時の安倍晋三首相以来およそ5年ぶりとなる。
早期の答礼訪問の背景には日本国内の事情と国際政治的な背景が幅広く作用したとみられる。先月の地方選挙で自民党が勝利したうえ支持率が50%を超え、岸田首相が自信を得たということだ。さらに先月26日に開かれた韓米首脳会談でバイデン米国大統領が韓日米3カ国協力強化の必要性に言及し、岸田首相の答礼訪問が当初の計画の6、7月より大幅に繰り上げられたという分析だ。
岸田首相の答礼訪問が実現すれば、尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領が3月16日に韓国大統領ではおよそ4年ぶりに日本を訪問したのに続き、韓日首脳の「シャトル外交」が12年ぶりに公式復元されるという意味がある。文在寅(ムン・ジェイン)政権当時の2018年10月、韓国大法院(最高裁)が日本戦犯企業の強制徴用賠償責任を認めた判決をきっかけに韓日関係は最悪になった。長くふさがっていた韓日関係が尹大統領の訪日に続いて岸田首相の訪韓でほぼ正常化するだろうという期待が少なくない。