スペインリーグで活躍する李康仁（イ・ガンイン、マヨルカ）が相手選手４人を相手に華麗なドリブル突破を見せ、リオネル・メッシ（パリ・サンジェルマン）に劣らない存在感を誇った。

李康仁は２７日、スペイン・マドリードで行われた２０２２－２３プリメイラリーガ第３１節のアトレチコ・マドリード戦に後半１１分から交代出場し、試合終了まで３５分間プレーした。所属チームのマヨルカは１－３で敗れたが、李康仁の活躍は鶏群の一鶴だった。

シュート２本を放ち、２回のドリブル突破を見せた。パス成功率は８１％で、相手選手との５回の競り合いで４回ボールを獲得する闘志を見せた。

ドリブルからシュートで終えた後半３０分の状況が白眉だった。相手陣営の左サイドでボールを受けた李康仁はドリブルを仕掛けた。相手２人をかわしてペナルティーエリアまで入り、さらに２人の選手をかわしながら速いタイミングで左足シュートを打った。相手選手に当たってコーナーキックとなったが、４人をかわしながらシュートにまで持ち込み、大きな拍手を受けた。

スペインメディアのマルカは試合後の評価で、マヨルカの出場選手のうち李康仁と先制ゴールの主人公ナスタシッチに星２つを与えた。フースコアドドットコムとフットモブは李康仁にそれぞれ６．１点と６．６点をつけた。

マルカは李康仁が交代で出場した理由について「ハビエル・アギーレ・マヨルカ監督の意向だった」とし「コンディションが最高の状態でない李康仁が３試合連続でフル出場するのは危険」というアギーレ監督のコメントを引用した。

今季、李康仁は成人舞台デビュー以降で最高の活躍を見せ、存在感を高めている。３２試合で５得点５アシストと２けた攻撃ポイントをマークし、正確なキック能力にドリブル突破力までが加わり、チームの核心選手に成長した。

スペインリーグは２６日、「今月の選手」候補を公開したが、ここに李康仁の名前を含まれた。イニャキ・ウィリアムズ（アスレティック・ビルバオ）、ロナルド・アラウホ（バルセロナ）、アントワーヌ・グリーズマン（アトレチコ・マドリード）、マルコ・アセンシオ（レアル・マドリード）、ユセフ・エン＝ネシリ（セビーリャ）、セリム・アマラー（バジャドリード）らが名を連ねている。