韓米、「情報流出」の雨降って「情報同盟」固まるのか(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.04.17 10:12
北朝鮮の核拡張抑制の強化、韓国の半導体・バッテリー・電気自動車の米国輸出問題、韓国の原発輸出に向けた韓米原子力協力など、今回の首脳会談で扱うべき事案があまりにも国益に直接的な影響を及ぼすものだからだ。
ある元外交官は「盗聴・傍受を意味する『信号情報(SIGINT・シギント)』の表示が文書に記されているだけに、過去フランスやドイツがそうだったように米国側に韓国関連部分に対しては堂々と経緯の説明および再発防止を要請しなければならない」とし「指摘することは明確にしてこそ、首脳会談の成果を国民が額面どおりに受け入れることができる」と指摘した。より根源的に今回の機密文書流出事件を機会に韓国も「ファイブアイズ」水準の情報共有のために米国側と協議に乗り出すべきだという主張も出ている。北朝鮮の核・ミサイル問題だけでなく、米国が全世界を相手に取得した情報のうち、韓国に必要な情報を共有する「情報同盟」を強化しなければならないということだ。