「韓国、米国に砲弾輸出に苦心」流出した米機密文書に含まれる(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.04.10 07:14
韓国政府の立場は「一度」という表現に表れる。尹大統領の国賓訪問を控えてこの問題が両国関係に「悪材料」になることを警戒する雰囲気だ。大統領室は過去にもこれと同様の事例があったが韓米関係を揺さぶる事案ではないとの雰囲気だ。外交部当局者もこの日「関連報道を認知しており米国側と必要な協議をするだろう。基本的に韓米同盟の信頼は堅固だ」と話した。ある消息筋は「米国が同盟国を傍受するという事実は公然の秘密で、過去にも何回も公開されたこと」と伝えた。
実際に2013年には米中央情報局(CIA)元職員のエドワード・スノーデン氏の暴露により米国家安全保障局(NSA)による在米韓国大使館の盗聴疑惑が起きた時に韓国政府は外交チャンネルを通じて米政府に深い懸念を表明した後に納得できるだけの説明と措置を要請した。当時米国側は情報活動に対する再検討の立場を伝えたがその後事案はうやむやになった。2016年には暴露専門サイトであるウィキリークスが2008年に米NSAが当時の潘基文(パン・ギムン)国連事務総長とドイツのメルケル首相の対話内容を盗聴していたと暴露したりもした。