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元ポルノ女優「ホテルで性関係」暴露…トランプ氏起訴の出発点

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.04.01 10:24
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米国のドナルド・トランプ前大統領が2016年大統領選挙直前の不倫関係口止め料支払い疑惑で、ニューヨーク州の大陪審に30日、起訴された。英BBCは31日、当時の事件の経緯を振り返る記事を掲載した。

元ポルノ女優ストーミー・ダニエルズさんは2006年にトランプ氏と性関係を持ち、2016年の米大統領選挙直前にトランプ氏の弁護士が13万ドルを口止め料として支払ったと、2018年に複数の米国メディアに暴露した。トランプ氏は疑惑が浮上した2018年以降、性関係を持ったという疑惑を否認している。

 
口止め料支払いを担当したというマイケル・コーエン弁護士は口止め料を渡したことを認め、2018年12月の選挙資金法違反などの複数の容疑で実刑を受け、刑期を終えた。

ダニエルズさんはインタビューで、トランプ氏と2006年7月のチャリティーゴルフ大会で会い、カリフォルニア州とネバタ州の間にある休養地タホ湖のホテルで関係を持ったと証言した。ダニエルズさんはトランプ氏が2人の関係を秘密にするよう話したのかという質問に対し、「特に気にしていないようだった。少し傲慢な感じだった」と答えた。

当時、トランプ氏の夫人メラニア氏はチャリティーゴルフ大会に参加せず、長男を出産した直後だった。

ダニエルズさんはその後、2016年の大統領選挙直前にトランプ氏の顧問弁護士だったコーエン氏から口止め料として13万ドル(約1400万円)を受けたと話した。

ダニエルズさんは家族の安全などを考慮してお金を受け取ったと明らかにした。ダニエルズさんは2011年にラスベガスの駐車場である男性が近づいて「トランプ氏から手を引け」と言われたと暴露したりもした。また、この男性は幼い娘に「お母さんに何かあれば悲しいでしょう」と言って脅迫したと主張している。

コーエン氏もダニエルズさんに口止め料を渡したことを認め、脱税や選挙資金違反などの容疑で服役した。コーエン氏は当初、トランプ氏の関与を否認したが、トランプ氏からその金額を受けたと明らかにした。トランプ氏はコーエン氏にお金を支払ったことを認めながらも、選挙と関係があるお金を渡したのではないため選挙法違反ではないとし、性関係については否認している。トランプ氏の資金がコーエン氏に渡る時の記録には「弁護業務関連」となっている。

これに対し市民23人で構成されたニューヨーク・マンハッタン大陪審はトランプ氏の起訴を評決した。12人以上が起訴に賛成したとみられる。具体的な容疑は発表されていない。

トランプ氏は自身のSNSで「腐敗して狂い、武器になってしまった司法システム」と反発している。

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