「中国、ロシアにドローン1200万ドル分輸出…ロシアの心強い支え」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.03.22 16:13
中国がウクライナ戦争開始後1年以上にわたりロシアにドローン(無人機)を供給してきたことが明らかになった。米ニューヨーク・タイムズ(NYT)は21日(現地時間)、中国26社が生産したドローンが中国輸出業者70社を通じてロシアに販売されたと報じた。これはロシア公式税関資料を確認したもので、輸出規模は約1200万ドル(約16億円)にのぼった。
ロシアに輸出されたドローンの半分以上は世界最大のドローンメーカーである中国DJI(大疆創新)の製品だった。DJIのドローンは他社の製品と一緒に船積みされ、仲介業者や小規模輸出業者などを通してロシアに輸出された。一部はDJIの子会社である「iFlight Technology」を通じてロシアに直接販売された。米政治メディア「ポリティコ(Politico)」も16日、「DJIが昨年11~12月にバッテリーやカメラなどドローン関連部品をアラブ首長国連邦(UAE)を経由してロシアの流通業者に送った」と報じた。DJIの次に輸出規模が大きいのは、米国やドイツ、イタリアなどに子会社を置く中国ドローンメーカーの「Autel」だった。同社は今年2月まで約200万ドルに達するドローンをロシアに輸出した。