今回のパリ・ファッションウィークではさらに大胆になった下衣（ボトム）失踪ファッション、いっそ下衣すら穿かない「ノーパンツルック」が登場した。

ノーパンツルックはスカートが臀部を隠すか隠さないかくらい短くてまるで下衣を穿いていないように見えたり、下着のように見えるショートパンツでスタイリングすることをいう。

１６日、業界によると、今回パリで開かれた２０２３秋・冬（Ｆ／Ｗ）コレクションでは海外の有名ファッションブランドが一斉にノーパンツルックを公開した。



ミュウミュウ（ＭｉｕＭｉｕ）、フェラガモ（ＦＥＲＲＡＧＡＭＯ）、ヴィヴィアン・ウエストウッド（Ｖｉｖｉｅｎｎｅ　Ｗｅｓｔｗｏｏｄ）などの大手ブランドがラインナップするファッションショーでは数十人のモデルがノーパンツでスタイリングをしてランウェーを歩いた。女性下着かと見紛うほど短くてタイトなデザインが大多数だった。

ミュウミュウはフードジップアップジャケットとオーバーコートをショートパンツと組み合わせ、ボディースーツスタイルのタキシードジャケットを披露したドルチェ＆ガッバーナ（Ｄｏｌｃｅ＆Ｇａｂｂａｎａ）と厚手のタイツにボディースーツを連想させるニットウェアでトータルルックを完成させたフェラガモなど、各ブランドは大胆な着こなしを提案した。

この他にもカーディガンとショートパンツのトーンを合わせてスタイリングしたミッソーニ（Ｍｉｓｓｏｎｉ）やストッキングを着用せずに真っ白なパンティーにオーバーサイズコートをマッチさせたダブレット（ｄｏｕｂｌｅｔ）も目を引いた。

プラダ（ＰＲＡＤＡ）・ミュウミュウなどを傘下に収める世界的名品ブランド「プラダグループ」会長のミウッチャ・プラダ氏はミュウミュウの２０２３秋・冬コレクションで「私がもう少し若かったらパンツだけを穿いて外出しただろう」と語っていた。