【コラム】韓日交渉のバックグラウンド…今からが始まりだ(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.03.13 10:49
「韓日交渉は資産ではなく、いつも負債だ」。外交界の金言の一つだ。上手くやってこそプラスマイナスゼロ、交渉当事者にはほぼ致命打だった。今回の強制徴用「第三者弁済」解決案も世論(7~8日、韓国紙「毎日経済」)は「間違っている」 57.9%、「うまくやった」37.8%だ。反面、「日本との関係改善は必要」は67.0%、「必要ない」は37.3%だった。2015年末の慰安婦交渉直後にも「うまくやった」 26%、「間違っている」は2倍以上の56%だった。実に難しく、複雑微妙だ。
日本の立場は強硬だった。慰安婦交渉時は米国が日本を圧迫もしながら積極的に仲裁に出た。だが、今度は米国も期待の中で見守るだけだったという交渉チームの伝言だ。特にポスト岸田の有力候補の一人である自民党の茂木敏充幹事長が「退くな」という立場を守ったという。岸田首相も嫌韓感情の強い汎安倍派の顔色を伺わないわけにはいかなかった。日本交渉チームはこのような言葉を繰り返した。「何を合意したところで、4年後、韓国に再び民主党政権が生まれれば再びすべて覆すのに、どのような意味があるだろうか」。文在寅(ムン・ジェイン)政府の朴槿恵(パク・クネ)政府慰安婦協定破棄を繰り返し喚起した。「ゴールポストが毎回変わる」だった。