韓国最大野党、反日に追い込む闘争に…党内で「『反日』は季節外れのフレーム」声も
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.03.09 10:25
8日、国会の前に掲げられた共に民主党名義の横断幕には、尹錫悦(ユン・ソクヨル)政府の強制徴用賠償解決法を乙巳保護条約(第二次日韓協約)を締結した李完用(イ・ワニョン)になぞらえて批判する文句が書かれた。民主党は最近、党所属議員選挙区にこのような字句が書かれた横断幕をはじめ、政府の強制徴用賠償解決法を批判する広報戦を展開するように促した。
しかし、一部の議員は中央党から送った、いわゆる「李完用横断幕」をわざとかけなかったという。「反日感情を過度にあおる文句は望ましくない」という理由からだ。ある首都圏議員は「地元に『李完用横断幕』はすべて撤去せよと言った」とし「わが党があのような刺激的な表現で反日感情を刺激するのは誤った方式」と話した。
指導部に所属する他の議員も「わが地方区には李完用横断幕をかけないようにした」とし「党が『親日フレーム』でいってはならない」と強調した。首都圏再選議員も「『李完用』のような表現は殺伐としている。地方区ごとに雰囲気が違うのに、どうして強硬支持層だけに訴える横断幕をかけることができるのか」と吐露した。ある初当選議員は「『被害国がなぜ加害者を代弁するのか』という文句に変えた。それが『李完用』より訴求力のある表現ではないか」と反問した。