ベントレーモーターズコリアが先月２７～２８日にソウルのベントレータワーでベントレー「マリナー」の２番目のモデル「バトゥール」を公開した。今回の行事はアジア太平洋地域のうち韓国で初めて開かれた。世界で１８台だけ製作されるバトゥールは韓国に展示された後日本で公開される予定だ。

ベントレーモーターズコリアによると、先月の行事で同社のクリスティアン・シュリック代表は「ベントレーは今後韓国市場でマリナーのサービスを強化し、自分だけの特別なベントレーを望む顧客の要求を完ぺきに満たす戦略を推進する。アズールとＳ製品群を新たに発売する」と話した。シュリック代表は昨年８月の赴任後初めて公開行事に出た。

◇バトゥール内部は１８金で装飾

彼は「マリナーの真髄を見せるバトゥールは世界の顧客１８人とマリナーチームが協業して作られる。２５０年以上技術を積み重ねたマリナーの職人が顧客の無限の想像力を実現し、たった１人のためのビスポークモデルを完成する」と伝えた。「マリナーバトゥール」は世界の各顧客に今年半ばから順次引き渡す予定だ。

内部は１８金素材で、３Ｄプリンティング技術により製作されたダイヤルも見ることができる。「息を潜める野獣の姿」「限りないボンネットライン」がバトゥールに強調された表現だ。８日に江南（カンナム）にオープンするベントレーの新たな旗艦ショールームとなる「ベントレー・キューブ」でも見ることができる。

一方、ベントレーは昨年アジア太平洋地域で最も多くの車を韓国で売った。韓国輸入車協会によると昨年の販売台数は７７５台で、日本の６４４台を抜いた。ベントレーの車両価格は通常２億ウォン以上で、マリナーのような個人オーダーメードオンデマンドモデルは５０億ウォン以上で販売されたりもする。