【社説】防弾はしたが民主党議員30人以上に背を向けられた李在明代表
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.02.28 11:52
大庄洞(デジャンドン)開発および城南(ソンナム)FC後援金関連の疑惑で逮捕状が請求された韓国最大野党・共に民主党の李在明(イ・ジェミョン)代表に対する逮捕同意案が昨日、国会本会議で否決された。賛成票が在席議員の過半にならず拘束の可能性は消えた。しかし逮捕賛成が139票と、反対(138票)よりも多かった。特に民主党議員の大多数が否決に参加するという予想とは違い、表決の結果、30人以上が賛成または棄権したとみられる。
李代表はかろうじて「防弾」に成功したが、民主党内の離脱票を考慮すると、党内の掌握力は顕著に弱まる可能性がある。不逮捕特権の放棄を大統領選挙で公約した李代表はその間、自身に向かう捜査を避けることに集中してきた。大統領選挙に敗れてから3カ月後に国会議員に当選し、不逮捕特権を確保した。また2カ月後に党代表選に出馬し、起訴された場合は党職を剥奪するという党憲までも変えた。昨日「1次防弾」を完成したが、サンバンウルの北朝鮮送金疑惑など李代表関連の追加捜査が次々と待っている。