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「日本車の墓場」になった韓国…新車相次ぎ投入し最悪の1年雪辱する

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.02.19 11:28
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昨年1年間韓国市場で「最悪の1年」を過ごした日本の自動車業界が雪辱を誓っている。電動化モデルだけでなくスポーツ多目的車(SUV)のような多様な新車発売で勝負の賭けに出ながらだ。



 
◇日本車、スウェーデンブランドも下回る

韓国輸入車協会によると、昨年の日本車の韓国での販売台数は1万6991台で、2万台を割り込んだ。ブランド別ではレクサスが7292台、トヨタが6259台、ホンダが3140台と集計された。

韓国市場で日本車の販売台数が2万台を下回ったのは2011年以降で初めてだ。わずか4~5年前には年間4万台以上を販売していたのと比較すると隔世の感だ。日本の輸出規制で触発された「ノージャパン」(日本製品不買運動)の嵐が吹き荒れた2019年にも日本車は韓国市場で3万6000台以上売れた。韓国市場が「日本車の墓場」になったという評価は理由もなく出ているのではない。実際に昨年の日本車販売台数1万6991台は昨年スウェーデンブランドが韓国市場で売った1万7225台より少ない数だ。ボルボ・コリアは昨年1万4431台を売った。

同じ期間にドイツ車は大きく躍進した。ベンツとBMWなどドイツ車ブランドは昨年韓国市場で20万5677台を販売した。2011年の統計作成開始以降で初めて20万台を超えた。ドイツ車ブランドは2019年に14万6968台の販売台数を記録した後、韓国市場で急速に成長している。

日本車の失敗は予想された結果だ。まず韓国で販売する電気自動車とプラグインハイブリッド(PHEV)など電動化モデルがなかった。ベンツ、BMW、アウディ、フォルクスワーゲンなどドイツの主要ブランドが電気自動車とPHEVモデルを先を争って発表しているのと対照的だ。大林(テリム)大学未来自動車学部のキム・ピルス教授は「電動化への備えが競合メーカーと比べ相対的に遅れているのが日本車の敗因。市場先導者から1日で後発走者になった」と話した。

これまで韓国で新車発表がなかったことも失敗の原因に挙げられる。トヨタは「カムリ」と「RAV4」「プリウス」など主力モデルに大きな変化を与えなかった。最近スポーツカー「GR86」を新たに投入して販売しているが、需要層が厚いモデルではない。ホンダも「アコード」と「CR-V」などこれまで販売したモデルにだけ焦点を合わせている。こうした理由から市場では「ホンダコリアが4輪は断念して2輪(バイク)にだけ力を入れている」という話まで聞かれる。

今年はどうだろうか。「販売台数1万6000台」という屈辱から抜け出そうとする苦闘が読み取れる。

先月に今山学氏を新代表に迎えた韓国トヨタは韓国市場で大々的な新車発表を予告した。最初にリリースする車両は「RAV4PHEV」だ。トヨタが韓国で初めて発売するSUVのPHEVモデルだ。トヨタは21日にソウルのロッテワールドモールでRAV4PHEVを公開する予定だ。今山新代表が直接今年の事業計画を発表する予定だ。トヨタ関係者は「2017年から6年ぶりに開く新年記者懇談会」と紹介した。

「クラウン」のクロスオーバーと準大型SUVの「ハイランダー」も出す計画だ。ハイランダーは北米市場で人気を呼んでいるが韓国では販売していない車だ。

トヨタはまた、自社初のバッテリー電気自動車である「bZ4X」の韓国での発売も検討している。レクサスは上半期中にバッテリー電気自動車である「レクサスRZ」を発売する。レクサスブランドで最初にバッテリー電気自動車専用プラットフォームで設計された新車だ。RAV4とともに電動化モデル発売を本格化するものだ。

ホンダは「CR-V」のフルモデルチェンジ版を4月から販売する予定だ。下半期にはアコードのフルモデルチェンジ版も発売する計画だ。準大型SUV「パイロット」のフルモデルチェンジも出ている。輸入車業界関係者は「安全で故障のないブランドとしてよく知られた日本車が電動化モデルを本格的に投入してメーカー間の競争が激しくなる見通し」と話した。

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    2023.02.19 11:28
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    トヨタは上半期に「RAV4」のプラグインハイブリッド(PHEV)モデルを発売する予定だ。トヨタが韓国市場で初めて発売するPHEVモデルだ。[写真 トヨタ]
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