【コラム】「執行官」は去るが、アベノミクスはひとまず維持か…世界経済見通し(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.02.15 12:00
◇植田氏は「日本のバーナンキ」
複雑に絡まるジレンマを植田氏が解くことができるだろうか。植田氏個人の能力はけちのつけようがなさそうだ。彼は日本の量的緩和政策の最高手の1人だ。1998年~2005年に日銀の最高意志決定機関である政策委員会の審議委員を務め、ゼロ金利と量的緩和導入に関与した。現在日銀のシンクタンクである通貨経済研究所の首席顧問を務めており、最近の金融緩和政策も見抜いている。