【噴水台】「明白な不法行為」=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.02.15 10:48
日帝植民地空間の中の朝鮮人は単に犠牲者なのか。万宝山事件を見れば、そうではない。1931年4月、満州の万宝山付近で荒れ地開墾のための水路工事を巡り、朝鮮農民と中国農民の対立があった。朝鮮農民は日本の武力を背に事件を有利に解決しようとし、実際にそのように解決された。ところが同年7月2日、朝鮮農民が中国人に襲撃されたという虚偽報道がなされた。
朝鮮人と中国人の対立は韓半島(朝鮮半島)に広がった。その後3日から30日までソウル・平壌(ピョンヤン)・開城(ケソン)などで朝鮮人が華僑を虐殺・略奪する事件が起きた。国際連合(UN)の前身である国際連盟の調査によると、同期間、華僑127人が死亡し、393人が負傷した。実際の被害はさらに大きかったという。「植民支配被害者」の朝鮮人1000人余りが「虐殺加害者」として懲役刑と罰金刑を受けた。歴史によっては被害と加害が二分されない。