韓日米「中国の偵察気球は領土主権侵害、容認できない」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.02.15 06:56
13日(現地時間)、韓日米3国が今度は中国の偵察気球に対して声をそろえた。一方、昨年11月の北朝鮮の大陸間弾道ミサイル(ICBM)「火星17型」の試験発射に対応し、米国が推進してきた国連安全保障理事会議長声明の採択が中国とロシアの反対で事実上反故になった。
同日、米ワシントンで開かれた次官協議後の共同記者会見で、3国は中国の偵察気球について「主権侵害行為は容認できない」と批判した。ウェンディ・シャーマン米国務副長官は「米国は米国国民と軍事地域を保護するために気球を撃墜する権限が明確にあった」とし「米国の偵察気球が中国の領空を通過したことは全くない」と明らかにした。中国外交部が同日、「米国も昨年、10回以上高空気球(風船)を中国の領空に飛行させた」と主張したことに対する反論だ。
外交部の趙顕東(チョ・ヒョンドン)第1次官は「領土主権に対するいかなる侵害も許してはならない」とし「米国の同盟として米国の公式発表を信頼する」と述べた。日本外務省の森健良事務次官も「主権侵害はあってはならず、米国の対応も合法的だった」と強調した。