昨年、中国を除いた世界市場で電気自動車とプラグインハイブリッド車（ＰＨＥＶ）の販売台数が前年比２６．２％増加したことが分かった。ヒョンデ（現代自動車）グループはフォルクスワーゲングループとの差を縮めた。

市場調査機関ＳＮＥリサーチによると、昨年１年間、中国を除いた世界各国で販売された電気自動車とＰＨＥＶは計４２７万３０００台だった。地域別には欧州が２６３万５０００台、米国が１１１万５０００台、アジア（中国除く）が４４万７０００台。

テスラがモデル３・モデルＹなどを前に出して前年比３８．７％増の８７万４０００台を販売し、１位を守った。市場シェアは２０．５％。アウディｅ－ｔｒｏｎとフォルクスワーゲンＩＤ．シリーズなど多様なモデルを出したフォルクスワーゲングループが６１万３０００台で２位、アイオニック５やＥＶ６などを販売したヒョンデグループが５０万９０００台で３位だった。

ヒョンデグループの躍進が目を引く。この１年間にフォルクスワーゲングループとの販売台数の差を２５万５０００台から１０万４０００台に狭めた。４位のステランティスも昨年４７万８０００台を販売し、ヒョンデグループを追っている。

ＳＮＥリサーチは今年の電気自動車・ＰＨＥＶ販売台数を５８９万６０００台と予測した。ＳＮＥリサーチの関係者は「米国のインフレ抑制法（ＩＲＡ）施行以降、欧州も地域中心のサプライチェーン構築のための原材料法を準備している」とし「欧州と米国の２つの巨大市場で中国を排除したサプライチェーン再編が進められ、今年は市場版図が変わる可能性がある」と伝えた。

一方、韓国国内の電気自動車登録台数は昨年３０万台を突破した。カーイズユーデータ研究所によると、昨年１２月基準で電気自動車（乗用車）の登録台数は３０万３２８１台だった。