「慰礼（ウィレ）・大庄洞（テジャンドン）開発事業特恵疑惑事件」に関連した検察出席日を巡り韓国野党「共に民主党」の李在明（イ・ジェミョン）代表が検察と綱引きしている様子を見てユ・ドンギュ前城南（ソンナム）都市開発公社企画本部長は「その方はたびたび特権を使いすぎるようだ」と批判した。

ユ元本部長は８日、ソウル中央地裁刑事１単独キム・サンイル部長判事の審理で開かれた慰礼新都市関連腐敗防止法違反事件の公判を終えた後、記者団と会った席で李代表の出席日程について「その方は昔から特権を取り除くと言ったが、たびたび特権を使いすぎるようだ」とし「あのような人は（検察が）来いといえば来るし、行けといえば行く」と話した。

また「（李代表が）一般の人々のように調査にしっかり応じて誠実に調査を受けて、裁判もきちんと受けてほしい」と付け加えた。

これに先立ち、検察と李代表側は平日・週末の調査を巡り綱引きをし、平日である１０日を２次調査日に決めた。

民主党の安豪栄（アン・ホヨン）首席報道官は前日メディア公示を通じて「李代表は１０日、最高委員会を終えた後午前１１時ごろソウル中央地検に出席することにした」と明らかにした。

李代表はこれに先立って土曜日である先月２８日午前１０時２０分ごろ、ソウル中央地検に出席して約１２時間３０分間調査を受けた。

当時検察は同月３１日か今月１日の再出席を要求し、李代表はこれに応じるとしながらも初めての召還の時と同じようにできるだけ週末調査を望むと明らかにした。

検察はこれを一方的な要求と規定して平日の出席を守り、両側が出席日時をめぐり綱引きを行ってきた。

安首席報道官は「平日には党務と国政に集中しなければならないので週末に出席しようと思うという立場を検察に数回伝達したが検察は『平日出席』に強く固執した」とし「民生に取り組むべき党代表の事情をあえて冷遇して執拗に平日出席だけを要求する態度は残念」と主張した。

検察は調査する分量が非常に多いという理由で李代表側が明らかにした午前１１時よりもはやい午前９時３０分の出席を要求した。民主党最高位の日程を考慮すると李代表は出席日時は検察要請に従うものの時間は自身の考えを貫徹するものとみられる。