米国の電気自動車充電市場、韓国企業が第一歩を踏み出す
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.01.30 09:51
米国の電気自動車(EV)充電市場がますます熱くなっている。ゼネラルモーターズ(GM)とフォードなど自国の自動車ブランドだけでなく、アマゾンやスターバックスまで相次いで進出を宣言した中で、韓国企業ではSK E&Sが最初に参入の意向を示した。
SK E&Sは29日、米国3大レンタカー企業であるエイビスとともに米テキサス州ヒューストンのジョージ・ブッシュ国際空港内で大規模電気自動車充電所運営を始めると明らかにした。韓国企業が米国で大規模充電インフラを構築したのは今回が初めてだ。これに先立ちSK E&Sは昨年3月に米投資会社のパスキーを通じて電気自動車充電企業のエバーチャージを買収し米国市場に参入した。エバーチャージは電気自動車充電器製造だけでなく充電所運営まで可能な総合充電ソリューション企業だ。米国とカナダなど北米地域で約4600基の電気自動車充電器を設置・運営中だ。特に充電中の電気自動車の充電パターンなどを分析して電力を配分する技術を前面に出してシェアを拡大している。ジョージ・ブッシュ空港内の充電所にもエバーチャージの充電ソリューションが採用された充電器が設置された。SK E&Sはエバーチャージ買収を契機に世界的トップエネルギーソリューション企業への跳躍を宣言した。
米国の電気自動車充電市場は中国や欧州などと比較して潜在力が大きいものと評価される。自動車市場調査会社のLMCオートモーティブによると、昨年の国別自動車販売台数で電気自動車が占める割合は中国が19%、欧州が11%と集計された。米国では年間80万台以上の電気自動車が売れ全自動車販売台数の5.8%を占めた。2021年と比較して80%以上増えた。