韓国軍、北朝鮮の無人機挑発時に有線電話で40分遅れて伝播…遅れた初動対応
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.01.26 07:12
先月26日、北朝鮮の無人機が韓国領空を侵犯した時、無人機対応に向けた韓国軍の3大情報伝播・共有システムが全てきちんと作動しなかったことが明らかになった。韓国軍当局が25日、国会国防委員会に事前報告した合同参謀本部の戦備態勢検閲の中間結果を通じて、このような事実が分かった。
韓国軍の3大情報伝播・共有システムは防空部隊が数秒以内に前方・後方部隊に状況を共有する「高速指令台」、緊急状況を伝播する「高速状況伝播システム」、北朝鮮の挑発情報をリアルタイムで分析して対応する「軍事情報統合管理システム(MIMS)」だ。
無人機侵犯当日、このようなシステムは作動しなかった。陸軍第1軍団隷下防空部隊は代わりに一般有線電話で他の部隊に関連内容を伝えた。伝播時間も無人機侵犯から約40分が過ぎた後だった。このように右往左往する中で無人機対応作戦システム「トゥルミ」の発令は無人機が軍事境界線を越えて約1時間30分が過ぎてから行われた。