尹大統領は気候危機の克服に言及し、原発の重要性も強調した。尹大統領は「化石燃料への依存度を減らしながらも、エネルギー安保を強化するための中心的な手段として原子力発電と清浄水素に注目すべきだ」とし「原発は温室効果ガスの発生を減らしながらも安定的な電力供給を可能にする」と述べた。また「大韓民国は世界的水準の原発技術力と施工・運営力を持っており、炭素中立の目標を達成するために原発技術が必要な国々と協力する」と強調した。

尹大統領は同日の特別演説を最後に、ＷＥＦの日程を終えた。世界的なＣＥＯらとの午餐会、世界１位の風力タービンメーカー「ベスタス」の韓国投資申告式出席など、アラブ首長国連邦（ＵＡＥ）に続いてＷＥＦの訪問も徹底的に経済問題中心だった。特に尹大統領はフェイスブックに「世界的な問題を民間の技術革新を通じて解決するために政府にできるすべての支援と協力を惜しんではならないとさらに切実に考える」と直接感想を明らかにした。さらに、「第一も、第二も、第三も経済」とし「市場中心の経済基調を確固たるものにしながら、大韓民国を世界最高水準の革新国家に作っていきたい」とも話した。

尹大統領は１８日、世界の最高経営者（ＣＥＯ）らとの午餐会で「大韓民国第１号営業社員」であることを改めて明らかにした。尹大統領は冒頭発言で「全世界で多様な事業を展開している企業家の皆さんに一度お会いし、午餐会でもお招きすることが大韓民国の営業社員としての道義だと思い、この場を作った」と述べた。また、ＣＥＯらに「この場だけは私が韓国の大統領として皆さんに挨拶し、私の顔も知らせてこそ、今後韓国を訪問する際に私の事務室に楽に訪ねてこられるのではないか。ここに一緒に参加した韓国の有名な企業家、そして韓国政府の構成員たちとも気楽に意見を交わす場を作りたい」と述べた。懇談会にはＩＢＭのアービンド・クリシュナ会長、ＪＰモルガンＣＥＯのジェームズ・ダイモン氏、トタルエナジーズＣＥＯのパトリック・プヤンヌ氏、ムバダラ・ディベロプメント・カンパニーＣＥＯのハルドゥーン・ムバラク氏、ＴＰＧキャピタルのジェームズ・コールター共同代表などが参加した。

尹大統領「グローバル連帯でサプライチェーンを復元」（１）