危機の韓国野球、WBCとアジア競技大会で再飛躍を狙う
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.01.02 14:34
命運がかかる2023年を迎えた。ワールドベースボールクラシック(WBC)と杭州アジア競技大会で韓国野球の未来が変わるかもしれない。
1982年に発足した韓国プロ野球は2000年代半ばに危機を迎えた。その危機を克服したのは国際大会での善戦だった。2006WBC(4強)、2008北京オリンピック(金メダル)、2009WBC(準優勝)と善戦が続くと、KBO(韓国プロ野球)リーグの人気も高まった。10球団時代が開かれ、年間観客数も800万人を超えた。この時期の国際大会を見て野球を始めたり夢を育んできた「北京キッズ」が新しい風を起こした。
しかし月が満ちれば欠けていくように野球の人気も少しずつ低下している。新型コロナで大きな打撃を受けたのに続き、選手らの問題行動も相次いだ。観客の入場が可能になったが、今年の観客は600万人に終わり、4分の3水準にとどまった。平均視聴率も1%以下に落ちた。