台湾TSMCに押された韓国半導体、ベトナムよりも実利得られず
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.12.29 07:48
世界最大のファウンドリー(半導体委託生産)企業である台湾のTSMCが29日に台湾の工場で3ナノメートル(ナノメートルは10億分の1メートル)プロセスの量産式を行う。最先端工程である3ナノメートル製品の量産開始を知らせると同時に、「脱台湾」の懸念を静めるためだ。TSMCは2025年の量産開始を目標に、3ナノメートルよりも先端である2ナノメートル工場を台湾北部の新竹に新設すると明らかにしている。
最近米国など海外に大規模投資計画を明らかにしながらTSMCの脱台湾問題がふくらんだ。TSMCは6日、米アリゾナへの投資規模をこれまでの120億ドルから400億ドルに増やすと明らかにした。今月だけで日本とドイツに対する新規投資計画を明らかにするなど最近海外市場を騒がせてきた。積極的投資と海外顧客誘致に努めたおかげで2018年に9.7%だった米国半導体市場での台湾のシェアは3年間に17.4%になった。