韓国軍が実施した下半期「東海（トンへ、日本名・日本海）領土守護訓練」に対して、日本が抗議をしたと共同通信が２３日、報じた。

報道によると、外務省の船越健裕アジア大洋州局長は在日韓国大使館に今回の訓練に関連して「到底受け入れられない。極めて遺憾」と抗議した。

韓国海軍と海洋警察は前日、通常独島（ドクト、日本名・竹島）防御訓練と呼ばれる東海領土守護訓練を実施した。

東海領土守護訓練は外部勢力が独島をはじめ韓国の領土・領海に不法侵入した状況などを仮定して対応する訓練で、今回の訓練は今年７月に例年より遅く施行した上半期の訓練と同様に、航空機の出動は行わず海軍艦艇などだけが動員された。兵力による独島上陸もなかった。

今年の上・下半期訓練はともに小規模、非公開で行われた。

これについて共同通信は「前回のように小規模で実施して日本を過度に刺激するのを避けようとしたとみられる」と分析した。

日本政府は独島が１９０５年「竹島という名前で島根県に編入告示した我が国の領土であり『韓国が不法占拠中』」という主張を展開している。