最近韓国企業は「静かな解雇」中
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.12.23 08:19
大企業A社の人事チームの幹部キムさんは最近悩み事が多い。チーム員が業務に困難を訴えているからだ。同社は最近非公式的に希望退職を受け付けている。「希望者に限る」とはいうものの、低成果者や高年次職員を対象とした懐柔に近い。組織のスリム化と職務再配備も進めて結局席を減らさなければならない。そのため退職意思を聞いたりチーム員の縮小を通知したりしなければならない人事チームの職員は「該当部署と当事者の激しい反応のためにトラウマができそうだ」と訴える。
企業が人員削減に乗り出すのは目前に近づいた景気低迷と実績悪化の懸念からだ。キムさんは「新政府が樹立してまもなく対外的に採用縮小や構造調整を語るのが難しくなったようだ。過去の人的構造調整が『公式的』だったとすると、今は水面下で『静かな解雇』が進んでいる」と語った。