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投資の代わりにドル貯め込む韓国企業…外貨預金が過去最大に

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.12.22 08:14
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先月の韓国国内居住者の外貨預金が1000億ドルを超え、統計作成以降で最大を記録した。企業が不確実性に備えてドルで余裕資金を貯め込んだ影響が大きかったものと解説される。

韓国銀行が21日に発表した「11月の居住者外貨預金動向」によると、先月末の居住者外貨預金残高は1073億9000万ドルで1カ月間に97億4000万ドル増えた。残高と増加幅とも関連統計を作成し始めた2012年6月以降で最大値だ。

 
居住者外貨預金は韓国人、韓国企業だけでなく韓国に6カ月以上居住する外国人と韓国に進出した外国企業の外貨預金などをすべて含んだ数値だ。

外貨預金はドル預金を中心に増加した。ドル預金残高は先月末基準935億2000万ドルで10月末より87億2000万ドルが増加した。ドル預金残高と増加幅もやはり過去最大だ。企業のドル預金残高が808億8000万ドルで前月末より85億7000万ドルが増えた。

企業のドル預金が大幅に増えたのは輸出入決済代金預置需要が続いた上に、外貨流動性確保の需要が大きくなったためだ。韓国銀行関係者は「企業が輸出入決済代金を預けておくこと以外に先月はドル定期預金残高が目立って増えた。通常ドルの余裕がある時は証券会社の金銭信託や海外投資などをしたが、今回は現金性資産である定期預金で貯めておくケースが多かったようだ」と話した。

企業がドルを貯めているのはは世界的な景気鈍化などで投資の不確実性が多く作用したと分析される。さらにドル定期預金金利が大きく上がりドルを貯める利益も大きくなった。ある都市銀行の場合、満期6カ月の外貨定期預金金利は5.11%水準だ。ウォン定期預金金利の年4.47%より高い。都市銀行関係者は「通常ドル定期預金は金利水準が低かったが最近銀行のドル流動性確保のため金利が大きく上がった」と説明した。

11月に入りウォン相場が1ドル=1300ウォン台を記録するなどウォンの価値は上がったが高い変動性は維持されている。韓国銀行が9日に発表した「国際金融・外国為替市場動向」によると、10月末と比べ今月7日の基準通貨価値変動率はウォンが7.8%上昇し、日本の8.9%を除くと最も変動が激しかった。

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    2022.12.22 08:14
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