韓国ポスコ、「年10兆ウォンのジャックポット」当てる…「あふれるリチウム粉見て感極まる」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.12.21 09:23
活火山と万年雪に覆われた海抜4000メートルのアンデス山脈中部。極限の気候のためここで死んだ人の遺体は腐敗することなくそのままミイラになった。そのため現地ではこの一帯の塩湖地域を「死んだ男」という意味を持つ「オンブレ・ムエルト」いう気味の悪い名前で呼ぶ。
12日に訪ねたアルゼンチン北西部サルタ州のオンブレ・ムエルト。1本の草すら見つけられないほど激しい荒れ地に太極旗とともにポスコの旗がはためいた。既存の鉄鋼中心の事業構造を脱却しリチウムやニッケルなど二次電池素材を集中育成しようとするポスコがグループの未来を賭けたところだ。最も近い村ですら未舗装道路を8時間走らなければならない地球の反対側の高地帯で「白い石油」と呼ばれるリチウムを採掘するために韓国人とアルゼンチン人の従業員は高山病と戦いながら夜通し玉のような汗を流していた。