W杯真の勝者は別にいた…メッシに黒い服を着せたカタール国王
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.12.20 09:36
18日(現地時間)、2022カタールワールドカップ(W杯)でアルゼンチンがフランスに対してPK戦までもつれ込む名勝負の末に優勝カップの主人公になったが、真の勝者はすでに決まっていたという分析が出ている。それがカタールのタミーム・ビン・ハマド・アール=サーニー国王(42)だ。なぜだろうか。
フランス日刊紙「ル・モンド」によると、この日行われたW杯決勝戦2チームのエースであり看板スターのリオネル・メッシ(アルゼンチン)とキリアン・ムバッペ(フランス)は共にフランス名門サッカークラブ「パリ・サンジェルマンFC(PSG)」の所属選手だ。興味深いチームメイトの勝負にPSGがクラブ広報マーケティング効果をダイレクトに受けてクラブオーナーのタミーム国王がW杯の実を取ったという分析だ。
これに先立ち、タミーム国王は2011年PSGを5000万ユーロ(約73億円)で買収した。現在のカタール投資庁子会社であるカタールスポーツインベストメントが株式100%を所有している。アフリカ・アラブ国家として初めてW杯準決勝に進出して今大会最大の番狂わせの主人公になったモロッコのアクラフ・ハキミもPSGのチームメイトの一人だ。カタール出身のナーセル・アル・ケライフィPSG会長はル・モンドに対して「このようにW杯トーナメントを盛り上げてくれたPSG所属選手が非常に誇らしい」と話した。