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【日本経済特集】9.「IT遅刻生」

2002.07.16 22:11
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福岡に住む会社員サトウマミ(30)さんは、非対称デジタル加入者回線(ADSL)の話となると、怒りを抑えきれない。ヤフージャパンにADSLを申し込んでから4カ月が過ぎたのに、いまだにサービスが開通しないためだ。

韓国に比べ、一歩遅れてADSLブームが真っ盛りとなった日本。だが、サトウさんのようにADSLを申し込んで待ち続ける人々が大多数で、「ヤフー難民」という新造語も登場した。昨年初め、公企業NTTが政府の圧力に勝てず、回線の開放をするにはしたが、他社のADSL開通工事をのろのろと遅らせているためだ。

 


日本のADSLブームは、ヤフージャパンが6000~7000円としていた1カ月の使用料を、昨年秋に2000円台に値下げしたのを機に火がついた。その結果、ADSL加入者数が1年で33倍となった。

NTTが従来のISDN(狭帯域通信網、64Kbps速度)から光ファイバ-(100Mbps)へと一気に移行すると豪語せずとも十分起こり得ることだ。

日本が一歩遅れて開始し、追いつこうと熱を上げるのは、ADSLだけではない。広域通信網の整備の遅れを受けてインターネット関連基盤の整備が列をなして遅れ、その結果日本は「情報技術(IT)遅刻生」というレッテルを貼られることとなった。

世界第一の競争力を有する煙突産業への安住、変化を嫌う国民性、規制やNTTの独占などが、原因に挙げられる。IT分野でも特有の「日本式」にこだわっていたのだ。

だとすれば、「IT遅刻生」日本は結局落第生へと転落するのか。取材チームが会った専門家らは、簡単に断定することはできない、と首を横に振った。

昨年初め、森喜朗前首相が出した「E-ジャパン」構想の中には、各家庭に光ファイバーを設置するという「FTTH(fiber to the Home)」計画が盛り込まれている。一部からは、森首相がITを「イット」と言ったことを遠回しに「イット首相」らしい非現実的な発想だという批判も出ている。

だが三星(サムソン)ジャパンのキム・ジョンシン事業本部長は「日本の光ファイバー基幹網は世界最高レベルだ。家庭ネットワークの構築に光ファイバーは必須で、FTTHも時間の問題だ」と話す。日本が最も遅れているネットワークさえ、世界に間もなく追いつくだろうとの主張だ。

日本は、次世代インターネットではむしろ世界を先導するという野心を抱いている。現在使用中のIPv4(インターネットプロトコル・バージョン4)体系は、最大で40億のインターネット・アドレスが可能だが、次世代インターネットの「IPv6」は、住所が無限に作れるというのが特徴だ。

IPv4のアドレスがやがて枯渇し、今後家電製品にもインターネット・アドレスを付ける傾向を考慮すれば、IPv6への転換は避けられない。

日本は、早くから政府と企業が一丸となってIPv6の商用化に拍車をかけている。ホームネットワークのサーバーとなる冷蔵庫にIPv6のアドレスを付けてみたり、インターネットが可能な自動車の実験が盛んに行われている。 政府は、税制をもってこの後ろ楯となる。

IT遅刻生が模範生へと急変する可能性は、依然として大きく開かれているといえる。

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