【社説】フィリピンより小さくなる2075年の韓国経済
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.12.13 07:25
韓国の経済規模が20年後にはナイジェリアに追い越され、50年後にはフィリピンにも追いつかれるという憂鬱な見通しが出てきた。米投資銀行のゴールドマン・サックスがこのほど発表した「2075年グローバル経済見通し報告書」の分析内容だ。国際通貨基金(IMF)によると、名目国内総生産(GDP)で見た韓国の経済規模は2020年現在世界10位で、8位のイタリア、9位のカナダの次だ。ナイジェリアは26位、フィリピンは31位だ。
韓国の経済規模後退の原因は最近急速に進行している少子高齢化だ。昨年の合計特殊出生率は0.81人で世界最低を記録している。新たに生まれる子どもがますます減っており高齢化の速度もどこの国よりも速くなるほかない。このため2050年代から韓国の実質GDP成長率は少子高齢化で先を行く日本よりも下がると予想された。ゴールドマン・サックスは韓国の経済成長見通しが2020年代の平均2%から2040年代には0.8%に落ちた後、2060年代にマイナス0.1%、2070年代にはマイナス0.2%まで下落すると予想した。