【社説】ストは終わったが来年の輸出と雇用は依然として赤信号=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.12.12 11:39
貨物連帯組合員が16日間続いたスト(集団運送拒否)を終わらせ現場に戻った。民主労総は14日に予告していた2回目のストと総力闘争大会も中止した。地下鉄・鉄道労働組合は早くからストの方針を撤回して仕事場に復帰した。主要事業所の相次ぐストにより勢力誇示を狙った民主労総の戦略は結局成功しなかった。法と原則を前面に掲げた韓国政府の一貫した対応と世論の冷たい反応が民主労総の闘争動力を急速に落とした。
労働運動全般に変化の兆候もみられる。闘争一辺倒の強行路線の労組に拒否感を持つ若い世代の発言権が大きくなってだ。ポスコ労組は先月末、組合員多数の賛成により上級団体である民主労総傘下の金属労組を脱退することにした。ソウル交通公社(地下鉄)では第3労組である「正しい労組」のスト反対の声が大きかった。昨年8月に発足した「正しい労組」は20~30代の若い職員が主軸となっている。労働現場の若い世代は賃金や労働条件と関係のない政治ストに強い拒否感を示している。