<酒に寛大な飲酒共和国、韓国>1日平均14人がアルコール疾患で死亡
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.12.11 12:58
残念でくやしくない死があるだろうか。何の関係もない人の過ちで子どもが命を失ったとしたら。飲酒運転は個人や家族を超え社会全体の安全性を壊す深刻な犯罪だ。飲酒運転に対する処罰は強化されたが、韓国の飲酒運転死亡事故発生率は依然として経済協力開発機構(OECD)加盟国で最高水準だ。
強力な処罰にもなぜ飲酒運転が減らないのだろうか。飲酒運転は「飲酒運転をすれば事故が起きる恐れがあり、処罰を受ける」という前頭葉の理性的判断より、「もっとうれしく楽しくなるために酒を飲みたい」という感情脳の欲求が大きい時に発生する。飲酒運転の再犯率は45%に達する。飲酒運転者の半分近くはすでに前頭葉が辺縁系に勝つことはできない人々だ。彼らへの強力な処罰は飲酒運転予防に大きな効果はない。処罰強化だけでなく義務的に治療を受けるようにする公衆保健政策が伴ってこそ飲酒運転事故を防げる。