KDI「輸出不振で成長弱まる…景気鈍化の可能性が漸増」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.12.07 14:43
国策研究機関の韓国開発研究院(KDI)が最近の経済状況について「輸出不振で成長が弱まっている」と指摘した。利上げなどの余波が重なり、景気が鈍化する可能性も高まっていると診断した。
KDIは7日、こうした内容の12月の経済動向報告書を発表した。国内経済指標などに基づき、投資不振が一部緩和した中、サービス業生産の高い増加傾向が続くと分析した。設備投資と建設投資の増加幅が共に拡大し、不振が緩和したという見方を示した。サービス業は宿泊・飲食店業を中心に生産と雇用の増加傾向が拡大し、良好な流れを維持する状況だ。
しかし対内外的な悪材料がさらに大きく作用している。このためKDIは「景気鈍化の可能性が漸増している」と明らかにした。グローバル景気鈍化で輸出不振が可視化した中、利上げまでが続き、家計・企業の心理指数が悪化するという点を強調した。サービス業は好調だが、製造業の不振が長引き、景気が上向かない状況だ。