「スーパードル」停滞…韓国ウォン、一日で19.1ウォン値上がり 4カ月ぶり高値
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.12.02 08:22
「1ドル=1299ウォン」。しばらくウォン安ドル高が続いていたが、4カ月ぶりに1ドル=1300ウォンを割って1200ウォン台まで値を戻した。米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が利上げ速度の調節を公式化し、グローバル投資心理が改善した影響だ。安全資産に挙げられる米ドルは値下がりに転じている。
1日のソウル外国為替市場で、韓国ウォンは前営業日(1ドル=1318.8ウォン)比19.1ウォン値上がりした1ドル=1200.7ウォンで取引を終えた。終値基準で1ドル=1300ウォンを割ったのは8月5日(1ドル=1298.3ウォン)以来。韓国ウォンは今年の最安値だった9月28日(1ドル=1439.9ウォン)と比較すると9.7%(140.2ウォン)も値上がりした。
ウォンが値上がりしたのは「スーパードル」(ドル高)が落ちつき始めた影響が大きい。1日午後3時30分基準(日本時間)で、主要6通貨に対するドルの価値を示すドルインデックス(1973年=100)は105.53だった。1カ月前(111.48)より5.3%下落した。