【コラム】韓日中三カ国環境大臣会合、北東アジアの持続可能な未来に向けた踏み台
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.11.28 11:58
地理的に近い隣国である韓国、日本、中国の3カ国は、世界経済の重要な一軸を担っている。2021年基準で全世界で3国が占める人口と国内総生産(GDP)はそれぞれ20%、25%に達する。3カ国とも第2次世界大戦以来、驚くべき経済成長を成し遂げ、依然としてダイナミックな産業活動が展開されている。しかし、その過程で大気汚染と気候変動のような重大な環境問題に直面し、汚染物質は国境を越えて影響を及ぼしている。
24年前の1998年、韓国が中国と日本に3カ国が参加するハイレベル環境協力体の創設を働きかけた。翌年の1999年1月、ソウルで開催された第1回韓中日三カ国環境大臣会合で、3カ国大臣は環境共同体という認識の下、地域内の環境懸案に共同で対処することにした。当時、3カ国とも環境問題の解決のためにお互いの協力が切実だという共感があったからこそ可能だったことだ。