「米国の急激な緊縮で韓国ウォン低評価…韓米・韓日通貨スワップ拡大すべき」=韓国経済学教授
ⓒ 中央日報日本語版2022.11.18 13:22
8月以降にウォン安ドル高が急激に進み、消費者物価が追加で上昇するという見方が出ている。主要マクロ経済変数から予測する「均衡為替レート」に比べて韓国ウォンが低評価された状況で韓米通貨スワップの締結が難しければ、日本やスイスなど国際市場で通用する貨幣を持つ他国とのスワップでも拡大すべきだという主張があった。
東国大のカン・サムモ経済学科教授は15日、大韓商工会議所で開催された「国民経済諮問会議・韓国金融学会」共同主催の政策フォーラムに出席し、このように明らかにした。カン教授は7-9月期基準の均衡為替レートは1ドル=1241-1263ウォンだとし、韓国ウォンが低評価されていると分析した。
カン教授は米国の急激な利上げの影響などを受け、今年8月以降は急激にウォン安ドル高が進んだと説明した。年初の1ドル=1200ウォン台から10月には1ドル=1440ウォン台になった。特に米国が4回のジャイアントステップ(政策金利0.75%引き上げ)を断行するなど緊縮の速度を高めたからだ。