【私は告発する】ソウルで消えたヒジャブ未着用のイラン選手…韓国政治はなぜ口閉ざすのか(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.10.26 11:52
レカビさんのヒジャブ未着用をめぐる議論は別にして、イランのように女性のヒジャブ着用が義務付けられた国でミスによりヒジャブを着用しなかったということは可能なのか、そこから一度調べてみよう。2010年代にテヘランに交換留学生として滞在したわれわれの法律事務所の女性ペルシャ語パラリーガル(法律補助員)は首を横に振る。外国人であってもヒジャブを付けずに公共の場所に出て行くのは想像すらできないことで、それがあまりにも習慣になったため留学を終え韓国に帰ってきた後もしばらくはヒジャブを着用せずに外出するのに違和感があるほどだったという。
ところが生まれてからいままでヒジャブノイローゼに苦しみ続けるイランの女性が衆人環視の中の国際競技中にミスによりヒジャブをうっかり着用しなかったという。いっそレカビさんが騒動後初めてSNSに上げたように、イラン当局が「ミスにより脱げた」という側に一貫して押し通したとすればより信憑性があったかも知れない。イラン国内でも似た雰囲気のようだ。こうした現地のある女性ジャーナリストはSNSのメッセージを通じ「レカビさんがさまざまな圧力で事実と異なるように弁解したもの」と伝えた。