「チャイナリスク」が揺さぶるウォンの価値…複雑になる韓国銀行の通貨政策方程式(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.10.26 07:11
習近平3期による「チャイナリスク」の飛び火がウォンに降りかかった。25日のウォン相場は取引時間中に年初来安値まで急落した。米連邦準備制度理事会(FRB)の緊縮が火を付けた強いドルに続き中国リスクまで加わりウォンを引き下げたのだ。高物価圧力が続く状況で内外の変数が相次ぎ韓国銀行の通貨政策の方程式もさらに複雑になった。
25日のソウル外国為替市場でウォン相場は前日より6.6ウォンのウォン高ドル安となる1ドル=1433.10ウォンで取引を終えた。この日のウォン相場は前日より4.30ウォンのウォン安となる1ドル=1444ウォンで取引を開始した後、一時1444.20ウォンまでウォン安が進んだ。取引時間中としては2009年3月16日の1488ウォンから13年7カ月ぶりの安値水準だ。ただ大引けにかけて外為当局の介入と推定されるドル売りがあふれウォンは上昇に転じて取引を終えた。